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鬼姫と100秒を同じ部屋に閉じ込めてみたら

825 :V3のでる頃に(60):2006/08/22(火) 02:06:21 ID:bja2JSJl
叫びが空気を揺るがす。

バッカ――――ンッ!!

渾身の強打が、情け容赦無しに靴箱の天板を叩き潰す。
いずれの攻撃も敵に当たらなかったが、俺の激情は確かにぶち当たったようだ。

俺が肩で息をし、汗が噴きだすころには、
いないけどいる見えない敵は霧散していた。
敵の退散を気配で確認すると俺は、玄関の鍵を下ろしチェーンもかける。

撃退に、成功したのだ。

・・・・その途端、全身の力が抜け、大きなため息がこぼれ出た・・・・。

脳内を渦巻くいろいろな感情をねじ伏せている、
この瞬間においても、・・・俺は冷静だった。

家の戸締りを再確認した後、俺は二階の自分の部屋に戻りカーテンを引いた。
それから直立して、・・・雑念を全て消し去り、脳内をさらに冷静に冷却する。

今の玄関の出来事は一体なんなんだ・・・・・。
落ち着け、トッカータ・・・・・。もっともっとクールに・・・・。
だが冷静に考えても、さっき俺の背後に何かがいた。
俺が錯乱したとか幻影を見たとかそんなのじゃない。
証拠はあの息を吸う音だ。「音」ははっきりと俺の耳に聞こえたのだ。

まさか、コンマイさまの祟りだとでも・・・?

でも祟りなんてあるはずがない。

俺は。
おかしくなりたいと、生まれて初めて願った。


今日はここまで。

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